ほっといてくりー
そんなこんなで、私の周りはけっこうざわつき
総務のヒトに突然ケーキを買って届けてもらって
目を白黒したり
これまた私の知らないところで
「うろこさんを励ます会」なんてものが、
本人不在で開催されたりして
(せめて招待してくれたって・・)
よかれと思ってやってくれてるのも、
悪気がないのも知ってるけれど、うん、知ってるけれど、、、、
ほっといてくリー
・・・そんなこんなでマワリのアイツらが騒ぐもんだから
・・ことなかれ主義キワマレリの人事のザビブチョウに
呼び出しをくらってしまったではないか、ウツケモノどもめ・・・。
「うろこさん、チョット・・いいですか。」
人事・ザビブチョウ・・・
ヒョロリと背が高く、頭の回転が速く、
物腰はやわらかいが、
目の奥がキーンと冷たい。
しゃべり方はソフトだが声が小さく、
腹にイチモツもってるカンジがアリアリ。
この人の前に出ると私、いつでも背筋がひや〜ンとする。
時代劇なら、おぬしも策士よのぉ〜と、
つい、料亭で言いたくなるタイプの部長、とでも言うべきか
・・・に、呼びとめられ
「会社内ではまずいので、となりの喫茶店でハナシをしましょう・・・」
言われるままについていく・・
と
ザビ部長
おもむろに足先を変え
「・・・・ビールでも飲みましょうか・・」
ひょ・えーーーーーーー!
この策士と!このうろこが!
お・ビール!
うっわーーーーーーーーーーーーーーーー苦そう!くーッ!
うろこ、掘っちゃう、墓穴掘っちゃうーぅーうーぅー
(だれかビデオ撮影して〜今生の土産に〜)
しかし、いたしかたなくついていく・・(興味ハンブン)
近くにあるワシントンホテルのラウンジでビールを頼むザビ。
細長いグラスにビールが気取ってでてきた。
うう
にがそうな「お・ビール」じゃ・・
「うろこサン・・・・」
「・・ハイ・・」
「うろこサンは離婚なさったそうですね・・・・」
「え、ええ・・」
(めずらしく神妙、墓穴掘りたくなーい)
「もし・・よければ、いきさつを教えていただけませんか・・
あ、いや、興味本位ではないんです・・ただ、人事として・・」
人事として・・・・ナンだ?え?その先を聞かせろ!
しかし
ザビはのらりくらりとビールを飲んでる
うろこ、まーぁテキトーにありきたりのコトを話す
ザビ
「そうですか・・・・。さぞ、お辛いことでしょう・・・。」
うろこ
「いえ、自分できめたことですから」
ザビ
「いや、そうは言っても、自信を失ったりとか、頼るものがなくなって
心細いでしょう・・」
ウヌッ!自分で決めて自分でやったことだ!
そりゃ疲れるけど、自信を失うコトじゃないぞ!
あえていうなら、その逆だッ!
うろこ
「いえ、ご心配ありがとうございます・・
本当に自分で決めたことですので、
だいじょうぶです・・・」
(エライなぁ、うろこ。よく取り繕ってるぞぅ)
ザビ
「じゃ、うろこサンが捨てた・・ってことですか?
・・・いや、まさか、ちがいますよネ?クックック・・・・」
(プチッ)
だーーーーーかーーーーーーら!
なんだよ、総務とか人事とか、コノヘンの人達は
うろこをつかまえちゃークック、クックと!
おめーらは公園のハトかッ!
それとも、桜田ジュンコが歌うところ青い鳥かッ!
(・・古すぎる?(^^ゞ)
でぇい武士の情けじゃ、
斬らせろ、斬らせろ、もしくは斬り捨ててくれぇええぇ!!
・・・ザビと別れて急いで帰り、
大慌てで帰り道に買った
ビールかっくらって口直ししたのは
・・ご想像のとおりです
ところでザビ人事部長、
なんでヒトのことを呼びつけたか、って?
うろこの苗字を気にしてたんだそうだ。
グループ企業だから、毎年親会社、
ご本体様に社員の名簿を提出するんだって。
で・・・。
「女性社員の苗字がかわったら、結婚って書くのが通例なんですヨ・・
だから、、、、
うろこサンの場合、どうしようかなぁ、って思いましてネ・・・
クックック・・・。
まぁ、今回はうろこさんは苗字を変更しないとおっしゃるので、
その心配はなくなりましたが・・・・。
いや、よかった。
どう書こうかと思っていたのですよ。」
だああぁあぁぁぁぁぁああああッ!
それに、ナンだよ、罪人よばわりすんな!
悪いことなんかやってないぞ!
自分で決めた以上、
数ある人生の選択肢のヒトツを選んだだけのことだッ!
なんでこんなこと、イチイチ宣言しなきゃなんないんだッ?
・・・・・
もしかして離婚ってすんごいイケナイことなのン?
うろこ、ドキドキしちゃう
(大ウソで〜す)
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