うろこのトホホ(^^ゞ

4.結婚てーのもネ:第一巻終了編
最終更新:1999/4/11

カレの不機嫌を読む
とほほのほーを読む
その後しばらくを読む
読まずに戻ることにする

最初に:うろこは、結婚もしました。離婚もしました。
両方自分で選んだことだから、後悔しないで公開します(笑)
もちろんまた、素敵な結婚するよ!あたしゃー懲りないうろこデス。


カレの不機嫌

二人で暮らし始めて6年がたった春、突如夫が不機嫌になった。

それまでは、
ワタシは自分たちのことを「仲が良い夫婦」と思っていた。

街中でバッタリ会えば二人で食事の買い物をして帰ったり、
一緒にウィンドサーフィンにでかけたり、
行けばかならず珍道中になるが旅行をしたり、
家の中でも笑いあったりしていたんだよ。

時々はお互いの我慢の上に成り立っていたのかもしれない。
でも、それはそれで、
私にとっても、楽しい夫婦生活、といえるものだった。
我慢できないほどのことでも、なかった。

夫も、友人や後輩の披露宴招待状の返事には、
必ずといっていいほど、
「結婚っていいもんだよ」というようなことを書いては、
私をよろこばせたりもしていたんだ。

その夫が急激に不機嫌になって、
うろこは家に帰るのが一番の苦痛になった。
うろこ、苦悩の日々・・。

目が覚めると夫はいつもいない。
帰ってくるのは私が眠ってから。
用意した食事だけはたいらげている。

・・これじゃまるで、ネコを飼っているみたいだ。
休みの日も、まったくおなじ。

ちょっと待って、話をしたいのよ!
ある日、我慢ができなくなったうろこは夫の腕をつかんだ。
夫は私の手を乱暴に振り解いて、
ついでに玄関にも乱暴にヤツアタリして、
ドッタンバッタン、出ていってしまう。
ふう。これって、けっこうシンドイ。

私がいったい、何をしたというんだ!
理由を聞かせて!!

それを言いたいだけのに、なんなんだ、あの態度!
ムキー!
クッションをなげつけたり
枕に頭突きして
マクラだけに目の前マックラ・・なんつって言ってみても、
・・・・ムナシイ。

おうちにいるのが辛い。
かといって、すぐに出て行けるほどの蓄えはない。
とほほ。

そんな春の日曜日、
華道をやっているしんちゃんが 発表会を上野でやる、
というので、でかけてみた。
広い広い会場に、色とりどりの生花たち、たくさんの人。

しんちゃんの花は、 きいろい器にまぁるく、
こんもりと活けられていた。
その作品の為に、 ポトスの小さい葉を探して、
鉢ごと買っちゃったよ、って嘆いていた 葉っぱ、
あるある、ちゃんと効いてる。 かわいい。

一生懸命準備したかいがあったね。
うろこ、しんチャンがまぶしく思えた。 ・・・。
お花をみながら、
ココロの中に、いろんな思いがごちゃ混ぜに浮かぶ。

離婚しようって、思ってること。
しんちゃん、こんなこと言ったらびっくりするだろうな。

夫が不機嫌になる前には、
「結婚っていいもんだよ」、とか 「夫には惚れてるよ」 なんて、
はばかりもなくいってた私が、離婚を考えてるなんて。
・・・自分で恥ずかしくなっちゃう。

しんちゃんに会場をまわって説明してもらう。
どのお花も、一生懸命に、活けてある。
これもあれも、 きっと、しんチャンみたいに、
裏の苦労があるんだろうに、キレイ。
みんな、がんばっているんだなぁ。 ・・・。
いろんな思いが、こみあげてくる。

離婚ね・・・。
もう、私は、ガンバルのにつかれた。
ガマンだけしているのが嫌なの。

7年近くイッショに暮らした彼の性格だから、
悲しいかな、もう、なんとなくわかる。

彼の不機嫌の理由、それを私に言うことは、
彼にとっては、ワタシとの結婚生活のオワリなんだ。
だけど、とどめをさしあぐねて、私をさけている。

人生、どうにもならないこともあるワ。
だからこそ、どうにかなることを、 どうにかなる方に進みたい。

私にしては、じっくり考えて出した結論だ。

早春の春の日差しが、窓から会場に流れ込んでる。
色とりどりの花にかこまれて、
いろんな思いを、かみしめていた。

しんチャンが休憩に入るというので、 駅前でランチをとった。

食べながら、突如私は本題にはいった・・・
「ワタシ、離婚しようと思ってるんだ。」

しんチャンは丸い目をクリクリさせて、 でも、
「いろいろあるよね。うろこサンがきめたなら、
それもいいんじゃない?」
というようなことを サラリ、と言ってくれた。

うれしかった。

でもさ、
今、思うとさ、大きな展示会に参加中のしんチャンをつかまえて、
こりゃまたうろこ、シツレイしました。
自分のことしか見えてなかったとはまさにあのこと。

ああいう時に、アンナはなし。 ごめんね、しんチャン。

とほほのほー


「ソレじゃ、離婚するしかないじゃんよぉ・・・・。」


ため息とともにうろこは吐き出した。
とにもかくにも理由がわかってスッキリ、
そして同時に、なんだなんだ、なんなんだ、
なんなんだよぉぉぉ、の思いが渦を巻く。

「好きなオンナができた。もう、もどれない」
そういって夫が泣いている。

それならさっさと、わたしをラクにしてくれ。
ココロがワタシから離れたんなら、しかたないじゃないの。
うろこは脊髄反射で、そう感じてしまった。

ほかのオンナを好きになっちまったもんはしょーがない。
恋は盲目、うろこはワカル。
父を見ていたから。
母がなくなった後、父は何回もそんなこんなでもんどりうってた。
そしてうろこも、結婚前にはそういう恋愛をしてきたから。

・・・しかし、なんだと?
うろこ以外に好きなオンナができただと?
・・・っざーけんなっつーの。
そんなヤツのために、ごはんつくったり洗濯したり
機嫌とったり、、、、、
挙句の果てに不機嫌のはけ口にされて、原因が思い当たらず
心を痛めてしまっていたうろこ、アッホくさー!

「離婚届をもらってきて!」
そういってうろこは家を出て、

でもさすがに足元がフラフラして、
近所の小学校でブランコをこいだ。
咲き終わりの菜の花のまわりを、ちょうちょがクルクルとんでいた。

うろこ、ショック。本当は、とってもショック。
夫に夫に、うろこの夫に、うろこ以外のオ・ン・ナ・・・?!
とほほのほー!いやん、ドラマみたーい(爆)

でも、夫の前では最後まで弱くなれないうろこ。
今までも、辛いときこそ歯を食いしばって、
悩んでいたって困っていたって、
夫にはその姿を安心してさらけだせなかったうろこ。

とにかくお互いの自由を尊重しよう、なんつって思ってたから、
うろこと一緒にいないとき、ダンナがどこでナニやってるか、
そんなこと、これっぽっちも気にしなかった。
そんなこんながいけなかったのかも、しれないなぁ。

でも。
それでも。こーなっちまったもんはぁ、しょうがない。
夫が、次の恋愛に真剣なのは、悲しいかな、
このワタシがイチバンわかってしまっている・・。
あの、まなざし。
・・・。あちゃーーーあ。

帰ってきてくれるまで待ってる、、なんてコト言ったら
今度は自分が自分を、大ッ嫌いになってしまう。
しょうがない。
とほほ。
とほほのほー。

少しでも前に進もう。
そうしよう。しょうがない。
進むしかない。さて、やらなきゃいけないことはナンだ?
同じコトバが繰り返しアタマのナカをクルクルまわる。





買い物に行く。
シーツやらなにやら、生活雑貨を買ったら 結構大きな荷物になった。

荷物を店員に渡されながら、フ、とレジの向こうに目をやった。
レジのムコウで、いつもなら待っていてくれている夫を探して・・。

自分でも、もちろん持てる荷物。
ヒトリでも、十分もてる荷物。
・・・でも。

そこにアノヒトがいないというだけのこと、
そして、これからも、ワタシの横にはアノヒトはいない、 ということ。

そういう決断を、自分で選んだんだ、っていうこと。
なのに6年間の習慣で、無意識に目で夫を探している自分。
ほぉおぉぉ、せつないねぇ、うろこ。ドラマだねぇ。

イカン!ニンゲン使わない筋肉・精神力は衰える、
こりゃホントだわい!きたえねば!
フンと鼻息、
いぶかしがる店員から ムンズと荷物を受取り肩にかけ、
脇に抱え、大股で歩き出してみた。

荷物はぜんぜん重くなかったし、
それはそれで、 とっても、気持ちよかった、 98年の春。



その後しばらく


「あのね。ワタシ、離婚することにした。」
父に電話をした。(我が家はいつも事後承諾である)

父はこういった。
「オッ!うろちゃんもようやく人生に深みがでてきたねぇ!
わっはっは!
捨てちゃえ捨てちゃえ、キライになったオトコは!
パパなんかねぇえぇ!」

父の「パパなんかねェ!」、それが始まると長いんだ、
今はとてもつきあう心境じゃない。
「いや・・・あのその・・・。えー。まぁ、うん。
いや、ま、捨てちゃうってのとは
ちょっと違うんだけどモゴモゴ・・」

父「ナニッ?うろちゃん?どうしたどうした、強い娘がモゴモゴして!
いつもはっきり物事をいえる娘でしょう。ん?どした?
パパがいって、一発ぶんなぐってやろうか?どこのどいつだ!」

・・どこのどいつったって、
だから離婚するっていってんだから、夫だっツーの(ToT)
毎度のコトながらヒトの話をきかない父である。

うろこ「いや、いいのいいの。うん、ま、いっか。うん、
ま、離婚するってコトは自分で決めたのは間違いない。
そーゆーことだから、一応、連絡ね。」

父「そうそう、「ま、いっか」がうろこの強いとこだ!
さすがパパの娘!うろこはこれから自由だ。スバラシイ。
オメデトー!うろこ万歳!うろこ愛してるよー!
じゃ、これからパパは出かける約束してるからっ!じゃーね!」
・・・・意味不明であるが、ほっとした。

父よりソフトで心優しい兄は
「ありゃー。そっかそっかー。まぁ、若いうちでよかったよねぇ。
これがヨボヨボのバーサンになってたりしたら、たまんないもんね。
自由になって、ヨカッタじゃん!」
・・・・ほっとした。

友人はみんなみんな、ワタシの決めたことを尊重してくれて
あったかかった。

うん。よかった。離婚について、偏見もっているひとは
うろこの周りには少ないのね。
安心したうろこは総務の課長代理・恨サンをつかまえ、
別室に呼んで、事情を話した。

と・こ・ろ・が。
恨さんイキナリ大声。「ええええ?離婚ー?」
うろこアタフタ、これじゃ別室に呼んだ意味ないよ、アワワワワー!

恨サン、そんなうろこにおかまいなく
「なんでマタ?」
・・・・・いいよう、そんなこと、ほっといてくれよう、
いいから早く、うろこは、ヒトリ暮らしになったから、住宅手当が
ほしいんだよぉ。その手続きだけしてくれよぉ。

とほほの気分を引きずりながら自席に戻ると恨サンから内線。
「うろこサン?ああ、うろこサンのね離婚
うろこさんがした離婚のね、書類。
離婚したって言うね、住民票かなんか。ソレを・・」
ヒョーやめてくれー(ToT
内線っつーことはアンタ、総務・経理のみなさんにかこまれて
そゆこと言ってんでしょ、
割れた鐘のようなその声で!ヒィ(ToT)

その後しばらくして、経理課のかたがたが
うろこサンを励ます会なるものを企ててくれて
うろこの逆鱗にふれてくれたりしたのは、やっぱり恨サン、
アナタにも責任ありまっせ。

それからしばらくして
人事をやっている部長がうろこを呼び出し

「・・うろこサン、いろいろありましたでしょうが、
あまり離婚のハナシは、
社内には広めないようにワタシも努力しますから。」

ってオイ!ひろめてんのは総務だよ総務総務総務!
ソレに、すんごく悪いコトしたみたいに言わないでよぉ。
たーのーむーよー!
ああ、こんな人達もいるのよね。って、人生観が広がりましたわさ、
の、その後しばらくでした(^^ゞ


それでも懲りずに、次の結婚には、またドレスがきたいナァ
こんどはこんなタイプのドレスー♪
なんつって乙女心広がるうろこでございます。ウフ。


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